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“災害に強い”物流拠点「あゆみのロジフォレスト」

2019年10月24日

「物流手帖」の記事でも度々取り上げていますが、製造業や小売業などの物を動かしてビジネスが成り立っている企業にとって、物流のリスクマネージメントは必須です。
今後30年以内に地震発生率がおよそ70%と予測されている南海トラフだけでなく、毎年、台風やゲリラ豪雨などの自然災害が頻繁に発生し、災害対策は待ったなしです。

そこで、当社のBCP(事業継続計画)対応の物流センター「あゆみのロジフォレスト」について、改めてご紹介しましょう。

ここがスゴイ! その1

安心の耐震構造設計と内陸高台の立地

「あゆみのロジフォレスト」が“災害に強い”のは、建築基準法の1.25倍の耐震基準を満たしているから。


これは、万が一の時にも安全が至上課題とされる病院や学校と同等レベルの耐震構造設計です。
また、海抜81mの内陸高台に位置し巨大津波にも動じません。

そして、災害時に備え、非常用電源装置・太陽光発電設備と自社給油スタンドを完備しています。

さらに、独自のデータバックアップシステムにより、お客様からお預かりしている貨物の入出荷や在庫情報などをデータ管理する体制を整えています。

ここがスゴイ! その2

有事の際でも必ず届ける体制

当社では、4トン車から大型車・けん引車まで40台以上の車両を保有し、自社車両による輸送体制を確保しています。


害時における社員の安否確認システムを導入し、緊急時にもスピーディに輸送人員を確保し物流をストップさせない輸送体制を整えています。
「あゆみのロジフォレスト」は、直線距離で関西国際空港から約15km、大阪南港からも約15km、阪和自動車道・岸和田和泉ICから800mの場所に位置しています。
泉北1号線、国道170号線(大阪外環状)など複数の幹線道路に隣接しており、災害時にもアクセスを確保することができます。

ここがスゴイ! その3

分散によるリスク回避をサポート

作業の効率化やコスト削減のためにこれまでは倉庫の集約化や統合が行われてきました。
しかし万が一災害が発生し全ての貨物が消失した場合、事業は継続できるでしょうか?
BCP(事業継続計画)においては、いかにリスクを回避できているか、拠点が分散されているかが、重要な要素の一つとなっています。
早く復旧させるかではなく、損害を最小限にとどめ、重要なビジネスを継続させるかに視点を置くことが何より大切になります 。
「あゆみのロジフォレスト」では、倉庫業務・配送業務はもちろん、製造業のサポートでの組立作業やラインへの部品投入、BtoB、BtoC向けの出荷作業を請け負っています。
当社にアウトソーシングしていただくことで、お客様のリスクを分散させることが可能です。

大規模災害時を想定した対策を市町村と共に

2017年3月30日、大規模災害の発生に備え、和泉市と、「災害時等における物資輸送及び集積場所の運営等に関する協定」を締結しました。
支援物資の受け入れ、集積、保管、仕分け、指定避難所までの配送を円滑に行うため、「あゆみのロジフォレスト」を災害時支援物資輸送拠点として活用すると共に、指定避難所への物資搬送支援及び物流専門家の人的派遣などを行います。

「あゆみのロジフォレスト」のプロフィール

 自然災害などの緊急事態にも損害を最小限にとどめ、安全・迅速にビジネスを継続させる「物流」を提供するため、2017年3月に和泉市に開設しました。
■所在地:大阪府和泉市あゆみ野3丁目2-48
■敷地:20,027㎡(6,068坪)
■構造:鉄骨S造ALC張り地上4階建て(事務所棟5階建て)
■倉庫延べ床面積:5,441坪
■施設・設備要件:営業倉庫許認可/保税蔵置場設置(予定)
■耐震強度:耐震等級 レベル2(建築基準法の1.25倍)
■床面荷重:1.5t/m2
■大型6トン貨物エレベーター2基
■垂直搬送機オムニリフター2基

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