よみもの 事例紹介

物流会社のBCP対策 安否確認システムで訓練したよ

2018年3月23日

今回の話は、地震などの大規模災害に備えた対策BCPについて書きました。

地震なんてあったらいやだけど、地震大国の日本ではいつ、どこで起こるかわからない。

だからあるものとして、会社も個人も対策や準備をしておかなければ、という話です。
普段こんなことは考えないかもしれないけど、これを機会に一度災害が起こったらどうする?と考えてみてください。

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BCPと物流会社

BCP(Business continuity planning)
事業継続計画

よくわからない言葉だけど、

要はなにが起こっても会社がつぶれないように、事前に対策を練っておこうということです。

あくまで計画なので、紙に書いておけばいいんですが、
それではいざっていう時には何の役にも立ちません。

弊社は物流会社なので、社会インフラの一部といっても過言ではありません。

災害が発生しても出来る限り物流を止めないようにしなければいけません。

いざという時の対応力を向上させるために、事前準備が必要になってきます。

ソフトウェア対策として

避難計画

従業員との緊急連絡網

顧客の連絡先リストの作成

緊急連絡先

防災教育や訓練等々です。

で、今回は従業員の緊急連絡網である、安否確認システムの整備に取り組みました。

安否確認システムで訓練する

安否確認システムとは

地震などが起こった時に、自動でメール配信され社員の安否を確認し、

出社可能かどうかを確認するシステムです。

そこで今回、弊社で導入しているシステムを災害時に機能させるために、

初の全社員対象にした訓練を行いました。

全社員のプライベートメールアドレスを登録してもらうのに時間がかかりましたが、

訓練メールを送るのはほんの一瞬。

対象者は230名にテストメールを送りました。

結果と今後の対策

24時間以内に回答を得られたのは、190名

回答が得られなかった人たち残りの40名の内訳は、

・そもそもメールが登録できていない17名

携帯は持っていてもメールを使ったことも見たこともない人。

携帯電話すら持っていない強者も若干1名いました。

基本年齢層が高い人たちです。

この人たちへの今後の対応は管理者が電話連絡で安否確認し、

管理者が回答するという形になります。

地震発生時は電話連絡が取れない状況なので、

この層の人達への安否確認はかなり遅れるでしょう。

・使い方がわからない(ベトナム人研修生)

弊社では外国人技能実習制度を利用してベトナム人研修生を迎え入れています。

12名が登録しています。

彼らにはまだきちんと安否確認システムを教えていないので、

今回は対象外としました。

今後しっかりと安否確認システムについて教える必要があります。

もっと人数が増える場合はベトナム語も併記するなどの

対処方法も考えなければいけません。

・迷惑メールでメールが届かない

使い方がわからなかったと言う方も若干名いましたが、

残りの原因がここになります。

そしてほぼドコモユーザーでした。

ドコモのメール設定が厳しく、ドメイン解除しないと届かないようになっています。

このように訓練をすることで問題点がはっきりと見えて来ました。

まとめ

今回の訓練は初めの第一歩。

これからも訓練を定期的に行い、本当に発生したときに使えるツールにしておくことです。

そして今後は、安否確認システムを利用したコミュニケーションを定期的に行うこと。

折角のツールなので社内コミュニケーションを活性化させ為に、使って行きたいですね。

何事も継続です!

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