物流基礎知識 輸出・輸入

輸出時に必要なインボイス(INVOICE)って何?

2018年2月7日

貿易書類の代表格がインボイス(INVOICE)です。
これなくして海外とのやりとりは成立いたしませんので、とっても重要な書類です。
ではインボイス(INVOICE)な何のために必要なのでしょうか。

インボイスの目的は大きく3つあります。
請求書としての役割
通関する為の役割
輸送の為の役割です。

請求書としてのインボイス

請求書なので輸出者(shipper)がインボイスを作成します。
支払条件、危険範囲や輸送範囲、受取人、商品明細(単価)と合計金額が記載されています。
海上保険はどちらが払い、どこまでの運賃が含まれているかはインコタームズで取り決めます。
インコタームズはどこまでの料金が含まれているかが決まるので、とても重要です。ここで勘違いすると仕入価格が全然変わってきます。
両者がインボイスの内容に合意をし、支払条件を履行されれば、もしくは履行されるだろうと思える条件であれば、シッパーは貨物の発送手配を行います。

通関書類としてのインボイス

インボイスは通関する為の書類として必須になります。
輸出、輸入時それぞれ使用します。
どんなものが、どれだけ輸出入されるかを審査する為にあります。
出て行く時は比較的に簡単ですが、輸入時は特にチェックが厳しく行われます。
輸入される物の数量・材質・原産地・用途などなどチェックされますのでインボイスにはそのような情報がもりこまれています。補足資料としてSDS(SAFTY DATA SHEET)や原産地証明などが必要な場合もあります。
輸入税を計算する為に、インボイス価格も重要です。輸入税には関税と消費税があります。
関税フリーでも消費税は必ずかかります。
税額を計算する為にはHSコードを特定し、(材質や用途などで決まる)税率を出しCIF価格にたいして税金がかかります。
CIF(Cost、Insurance and Freight)とは商品価格と海上保険、海上運賃までを含んだ金額です。
要は日本の港に着くまでかかった費用と商品の価格です。
もちろん商品価格は妥当な金額でなければいけません。価格を操作しようものなら事後調査などで大変なことになります。税金はしっかり納めましょう。

輸送の為のインボイス

輸送時には混載便であれば梱包数やコンテナ数、重量が重要になります。
コンテナの大きさ重さ、LCL(Less than Container Load)混載便なのかで、引き取る車両の手配が異なります。
そして最終納品先に持っていった際に納品確認に使われます。

まとめ

このような感じでインボイスには3つの役割があり、どの要素もとても大事な書類になります。
ほんのちょっとの記載ミスも許されません。インボイスをチェックする時は一字一句確認する作業が必要です。
他の貿易書類のパッキングリストやB/Lなどとも記載内容が少しでも違えば問題になる場合もありますので慎重に作成する必要があります。

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