国際物流

輸出用INVOICE(インボイス)とPACKING LIST(パッキングリスト)の徹底解説

2019年6月4日

貨物を輸出する時、必ず作らなければいけないインボイスとパッキングリスト
単なる請求書でしょ!と思わないでください
貿易では税関での審査をそれぞれ出す国と入る国で行わなければなりません。
それぞれの国で輸出入の通関をスムーズに行い、
そして荷物が全数きっちり届くようにするのがINVOICEとPACKING LISTの役目になります。

INVOICE(インボイス)の役割ってなに?

アストくん
インボイスって日本語にすると請求書という意味になるのだけど、貿易ではインボイスをもとに、どんなものが輸出入されるのかを確認することと、輸入国でいくら税金を払うのかを計算するのが主な役割になるんだよ。
アストくん
サンプル品や譲渡目的で商取引ではない商品を送る場合でも価格は必要だよ
その場合は金額の下に
アストくん
NO COMMERCIAL VALUE
FOR CUSTOMS PURPOSE ONLY
って記入するんだ
アストくん
商取引が目的ではなくても税金は支払う必要があるんだよ。
アストくん
サンプルや展示会用に商品を輸出入する場合は課税されないカルネ手帳を使った通関方法もあるよ
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アストくん
税額は商品の価格、物流費、海上保険の合計金額に対して計算されるんだ
物流費は工場の引取りから港までの運送費、港(空港)の費用、輸出通関費用、海上(航空)の運賃までが含まれるよ
アストくん
インコタームズのところで学んだと思うけど、
例えばFOB東京というのは商品代金と港までの運送費、港(空港)の費用、輸出通関費用までが含まれているという意味になるんだよ。
なのでそれに海上(航空)運賃と海上保険を足した金額がベースになって税額が計算されるんだ。
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アストくん
税金がかかるのはあくまで輸入する側だけどね。

PACKING LIST(パッキングリスト)の役割は?

アストくん
パッキングリストはどれぐらいの数量がどのうよな荷姿になっているのか。
それと荷物の大きさと重さがどれぐらいなのか。
貨物が複数の場合はどんなマークをつけているのか。
これらが明確になる様に書類を作る必要があるんだよ。
アストくん
これを見て運賃や港の費用などの計算根拠になったり、
どんなトラックを用意したらいいのかがわかるんだよ。
アストくん
だから書類と貨物が完全に一致していないともちろんダメだよね。
アストくん
それとね、乗り物によって容積(重量)の計算方法が違うんだ。
だから貨物のサイズ・重さ・荷姿の情報が必要になるんだよ。
アストくん
それぞれの運賃を計算する場合容積を重量に換算して
実重量と容積重量の重い方で運賃計算するんだよ
アストくん
船の場合はRT(レベニュートン)これは
1m3=1tと考えます
一番シンプルな単位です
アストくん
この単位はLCLコンテナで利用するんだ。
アストくん
飛行機の場合は
たて(cm)×よこ(cm)×高さ(cm)÷5,000もしくは6,000 が容積重量の計算の仕方になるんだ。
これで容積重量(kg)をだすんだよ。
アストくん
飛行機はそもそもが混載便みたいなものだよね。
アストくん
混載トラックの場合は
0.027m3=8.0kg
いわゆる路線便というもの
宅配便とは少し違ってあまり個人宅への配送はしないんだ。
まぁー何百KGっていう荷物を自宅にもって来られても困るよね。
だから基本は企業相手のトラックでの配送だね。
アストくん
貿易で利用するINVOICEとPACKING LISTに必要な情報
アストくん
貿易で海外と荷物をやり取りするには、税関を必ず2回は通らないといけないし、
運ぶ手段も1つだけじゃない。
特に海に囲まれているの日本は必ず飛行機か船を使わなくちゃ貿易ができない
そして最後はトラックで運ぶ必要があるしね。
アストくん
なのでどんな輸送手段でも対応できる様に情報が入っている必要があります。

INVOICEの場合

アストくん
特に重要なのが、商品情報だよね
最終的にはHSコードと言われる税番を確定させなければいけないんだ。
どんなもので、どのように使われるのか?
材質はなにか?なんかがよく問われます。
だから最初から記載しておけばわかりやすいよね。
HSコードがわかっていればそれにこしたことはないけど。

PACKING LISTの場合

アストくん
貨物の大きさや量、重さなどはもちろん大事だけど
どの箱になにが入っているかも大切な要素になるよ
アストくん
そして実物の貨物と書類の数は完全に一致していなきゃ絶対だめだよね。
アストくん
サービスのつもりや本体にサンプルや初回限定で付録が付いているものも必ずINVOICEに記載するか、もしくはそれらははずして、余計なものは一切いれないようにするかのどちらかだ。
INVOICEに記載されていないものは密輸しているのと一緒のことになるからね!
アストくん
INVOICE, PACKING LISTどちらにも記載されているけれどSHIPPING MARKもすごく大事だよ。
これがないと倉庫ではコンテナに積んだり飛行機にのせてくれないよ。
アストくん
SHIPPING MARKは貨物が何個あるのか、どこ行きなのかがすぐわかるようになっているんだ。
船や飛行機はすべてが直行便なわけではないので、どこかの港や空港で載せ替えることもよくあるんだよ。だからSHIPPING MARKが必要なんだ!
アストくん
LCLの場合コンテナから一度おろして別のコンテナに積み替えなんてこともあるんだよ。
SHIPPING MARKはそんな載せ替えのときでも荷物がなくならない様にするためのマークになるんだよ。

まとめ

アストくん
普段なんとなく作っているINVOICEやPACKING LISTかもしれないけど、それぞれ貿易に関わっている人たちがその書類で貨物を動かしたり、輸出入の申告がされているんだ。
だから正確に、記載しないとね。
そして間違っても税金を安くすませたいからと言って、違う情報やINVOICE価格を不適切な価格で申告するのは絶対にだめだよ。
アストくん
もしその時うまくいったとしても後で大変な目にあうからね!

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