よみもの 事例紹介

【取り組み事例】グローバル人材育成で大事なポイントとは?

2018年5月18日

こんにちは阪口です。

人材育成に関して現在会社で取り組んでいることを取り上げたいと思います。

今回、初の試みとして海外支店に勤める現地社員を日本の本社に呼んで研修を行うということをしました。

準備段階から研修期間中の段取りまでがっつり取組ましたので、報告レポートさせて頂きます。

研修に来たナンさん

タイにある現地法人ASUTO GLOBAL LOGISTICS (Thailand) Co.,Ltd.からのナンさんを呼んで研修を行いました。 彼女は倉庫の管理者であり、日々の倉庫運営はもちろん、改善活動などにも取り組んでいます。

今回の研修の主な目的は

日本のアスト中本という会社を知ってもらうこと

アスト中本が現在行っていること、目指すものを共有してもらうこと

日本と海外のメンバーの交流を深め、協力関係を作り上げること

人を育てる環境を作ること 

アスト中本ってどんな会社?

ナンさんにとって日本の本社に来るのは初めてのことでしたので、まずはアスト中本
という会社を知ってもらおうということで、

アスト中本の各拠点を回り、それぞれの仕事の内容を見学しました。

各現場によりずいぶんと仕事の内容が違いますので、それぞれ興味深々と見学してくれました。

中には製造業のラインの一部を担う現場もありますので、物流業というより製造業です。

タイではまだそこまで複雑な流通加工は行っていないので、日本の本社がここまで多様な作業を行っているのを見て驚きの連続だったようです。

もちろん物流業らしいピッキング、梱包の現場もちゃんと見てもらいましたよ。

まじめにマネジメント研修

座学の講習では、まずアスト中本の企業理念やわれわれのめざすものを共有させてもらいました。

わが社は会社理念として”年輪経営”を標榜しております。

もともとは伊那食品工業の塚越氏の経営哲学ですが、その考えに感銘を受けた弊社代表が

「身の丈に合った着実な成長」を目指すべく取り入れた哲学です。

この研修も社員の成長が企業の成長と位置づけた活動の一部です。

他にも一部、外部講師を招いてのコミュニケーシンスキルの研修も行いました。

日本のメンバーに混ざりながらの研修です。

正確に伝える為に、5W1H(だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように)で構成したり、

結論から伝えるPREP法を使ったプレゼンテーションの方法をそれぞれのお題に対してみんなで発表しあいました。
外国人のナンさんにとっては日本語で発表するのは難しかったと思いますが、みんなと和気あいあいと研修の時間を過ごせました。

PREP法とは
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(事例)
P:Point(結論)
の頭文字をとった文章構成のフォーマットのこと

帰国後の課題

今回の研修で一番大切なことは、自分の仕事での課題を持ち帰り、実行していってもらうことです。

倉庫管理者のナンさんとしての課題は

改善活動をもっと積極的に行ってもらうこと

作業日報を作り作業者の時間管理と分析を行うこと

マニュアルサイトを共同で作ること

今後は定期的にインターネット経由でビデオ会議を行ったり、進捗状況を確認したと、ナンさんがつまづいたりしていないかの確認をして行きます。
マニュアルサイトは私と共同で作成していきます。アストWIKIと言われるぐらいの情報共有サイトにじっくりと仕上げて行くのが目標です。

まとめ

日本のアスト中本という会社を知ってもらうこと
アスト中本が現在行っていること、目指すものを共有してもらうこと
日本と海外のメンバーの交流を深め、協力関係を作り上げること
人を育てる環境を作ること

以上のことを踏まえ研修を行いました。

一度の研修で全てを受け止めることは到底無理だと思いますので、
研修後のフォローが大切です。

今後も中国やタイの他のメンバーにも参加して行けるよう継続的に研修を行っていきます。

「社員の成長なくして企業の成長はない」ですよね!

追記

後日談ですが、タイに帰ったナンさんですが早速研修で学んだことを実践してくれています。

昼礼を取り入れ、午前の実績と問題点を出し合っている様です。

「どれぐらいの作業をしなければいけないか」と「問題点はないか」ということを考えるようになり、作業者の意識向上につながっているようです。

少しづつですがいい方向に進んでいる様です。

研修にご協力いただいたみなさま、

ありがとうございました。

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